歳時記から季語をたのしみます

歳時記から、今の季節にふさわしい季語を選んで、季節を実感しましょう

2024-03-01から1ヶ月間の記事一覧

春の海辺の季語

春の海辺には、いろいろな季語が詠まれています。 雁帰る、若布刈り、磯菜摘む、磯遊び、などなどです。 雁帰るは、冬を過ごした雁が北へ帰る様子を詠みます。 行く雁、名残り雁などとも、また、春になっても帰らずに残っているのは、春の雁、残る雁と詠みま…

春、景色がぼんやり見える頃の季語

大気が水蒸気を含んで、もの物がぼんやりと見えるようになる春の季語。 春の夕焼け、春の月、朧、朧月 などがあります。 春の夕焼け、春夕焼は、他の季節の夕焼けよりもゆるやかな、やわらかい感じのする夕焼けを詠みます。 夕焼は、夏の季語にまります。 ・…

風の強まる春の季語

春も進んでくると、風の強く吹く日が増えてきます。 でも、冬の頃の冷たい北風から、少しづつ東の風から西南の風へと変わってきます。 このころの季語は、東風(こち)、木の芽時、春の雲、春嵐と春疾風(はるはやて)などがあります。 東風は、こちと読みま…

もうすぐ春本番のころの季語

梅の花が、そろそろ散って少しづつあたたかな日差しを感じるころ 3月の初めの頃でしょうか。 この時期の季語として 雨水、春寒、風光る、そして梅 などがあります。 雨水は、二十四節気の一つで、立春後十五日目のことですが、 この時期、降っても雪にはな…