歳時記から季語をたのしみます

歳時記から、今の季節にふさわしい季語を選んで、季節を実感しましょう

歳時記から 季語 [秋惜しむ] を感じます

秋の季語 ”秋惜しむ” 

 

秋惜しむ は、あきをしむ と詠みます。

 

過ぎていく秋を惜しむ心情をいう言葉です。

春惜しむという季語もあるようですので、秋と春は、過ごしやすく、これからやって来る厳しい冬や夏を思い、今を惜しむという思いなのでしょう。

 

秋を惜しむ句として

 

秋をしむ

  戸に訪づるる狸かな   蕪村

 

晩秋の静けさが伺えます。